《ドラマ「通靈少女」を見終わってからの感想9》
前回からの続き…
霊媒の訓練を始めたばかりの頃は、大変辛いものでした。初めてだったこともあり、神様に乗り移られても、お帰りいただくことができなかったのです。
いわゆる「退駕」、霊媒が終わった後に神様が体から離れていくことですが、始めたばかりの頃はそれが出来ず、師匠や先輩方に助けていただきました。それから日々を過ごすうちに段々と、私は神明に助けを求めるべきだと気づいていき、ゆっくりと「退駕」を学んだのです。霊媒の世界に足を踏み入れた最初の頃、この世界はとても奥が深いと感じました。
どうして私たちには霊感があるのだろう?神様が降りてきて、人々の悩みを解くことができるのは、本当に不思議な事でした!そして、いったいどれだけの奥深さがあるのか理解したいと思い、この世界をひとつの学校ととらえ、毎日まじめに勉強に励みました。幼稚園、小学校から大学へと進むように、どの段階にもそれぞれ異なる感覚に満ちていたので、真剣な努力が必要でした。
初めて占いのテーブルの前に座った時の緊張感と新鮮な気持ちは、とても特別なものだったことを覚えています。けれども私は一切を神様たちを主として託せば良いと知っていました。自然に任せれば、リラックスすると…。続く