Archives 2016

《風水・命運14-2》
前の続きですが、お客様が私に、息子さんが6歳のときに起きた事故で亡くなったことについて話しました。お客様のお姉さんは病気でお亡くなりになりました。葬儀が終わった後、彼女の遺灰をお寺に置くのは惜しいと思い、家に遺灰を置きました。置いたまま20年近く経ったでしょうか、結果私が見た光景があります。私が初めてお客様を見たとき、彼の運勢はそんなに良くないという事を感じたのです。さらに彼の奥様も長男の身体の状況もとてもよくないのです。
そのため私はお客様に説明をいたしました。陽の世界の人は、陰の世界の霊と一緒にいることはできないのです。なぜなら、陰気は陽の世にいる人の健康や運勢を悪い方に導いてしまいます。また無事に過ごせず、まして亡くなった魂も、生まれ変わっても行くよい場所がありません。このようなことでは魂たちをさまよわせることになりますよね?
そのため、私はこのご夫婦に、たとえ心の中に捨てがたいものがあっても、吉日を選んで魂たちをお寺に持っていくように提案いたしました。
その後私もお客様の家を清めるのをお手伝いし、お客様はだんだんよい方向に変化し、有名になりました。今では日本でも指折りの有名な会計士です。毎回お客様は私が日本に行くのを知ると、必ず私を招待してくださいます。ご縁があって18年、私達の感情はまるで普通の兄と妹のようです。ありがたいご縁でここまで話しました。
私は日本でも数多くの風水を鑑定してきましたが、いつも思うのは日本の風俗や習慣と台湾のそれはまったく違います。そのうえ、まだ多くの日本の家庭にも私のお客様のような状況があります。もっとすごいのは、祖先の遺灰を家の地下に埋めてしまうようなご家庭があるということ…つづく

《命理·風水12-轉念》

ずっと以前から、命運と大きな関係のある文章を書いてみたいと思っていました。忙しさにかまけて、なかなか実現できずにいました。二、三日前に、父親のように慕っていた師匠がお亡くなりになり、その息子さんとお話をする機会がありました。彼が言うには、父親が亡くなったことで、いろいろな道理を悟ったそうです。それは「転迷闇悟」という考え方で、そうすると、人生のいろいろなところで、迷わないようになったそうです。「転迷闇悟」とは、簡単に言えば、今までの凝り固まった悪い考えを、良い方向に変えることです。言うのは容易いですが、実際に行動をとるのはなかなか難しいものです。なぜなら、私たちは聖人なんかではないからです。人というのは、過ちを 犯すものです。例えば、ある人をとても嫌いだとします。そういった感情はどんどん心の中に根ざしていきます。でも、考え方を変え、その人の長所を見るようにしていくと、段々とその人の嫌なところが気にならなくなります。また嫌なところが見えてきたとしても、良い所を思い出して、その人の悪い所を忘れようとします。すると、心の中も晴れ晴れとしてきます。ある人に憎しみを抱いているときに、相手を許すことを選べば、自分の敵が一人減ることになりませんか。もし私たちが、皆このような境地に達せれば、「転迷闇悟」の条件を満たします。心の状態を変えることで、自分の面相も変えていくことができるのです。私たちの占いの世界で「相由心生」という言葉があります。それは、心のあり方に よって面相も変わるということです。慈悲の心を持っていれば、面相も慈悲深くなってきます。確かにその通りで、度量があれば幸福も舞い込んでくる、面相が変わってくると、運気と幸福も徐々にアップするのです。皆さんもどうぞ試してみてください。心を大きく持って、いろんなことが段々と順調に運ぶようになってきます。私自身もう60近くですが、幼いころから世の変転を経ても、あきらめずにやってきました。今でも人と事との道理を学びながら生きています。また、「転迷闇悟」もいまだ学習しております。皆さんと一緒に勉強していきたいと思います。皆さんが健康で、平和で安らかに過ごされますように、お祈りいたします!

今日はバレンタインですね。どうか皆様にとって幸せでよい一日となりますように!そして今傍にいる方と添い遂げられますように。
ハッピーバレンタイン!!!

《風水・命運10》

風水は台湾の人たちにとって、とても重要なものです。けれども、多くの人々は、風水のことをあまりよく分からないようです。風水は皆さんの健康、人とのご縁、事業、財運と深くかかわっています。私たちはほとんど24時間というもの、家や建物の中で過ごし、切っても切れない関係となっています。もし、その家や建物の風水がよければ、鬼に金棒で、良い運気を引き寄せ、人気を集め、磁場を改善することもできます。それは、多くの人が必要とすることですね。ここのところ、とあるお客様の物件を見たのですが、その家の中の階段は玄関に面していて、上階の部屋のドアも階段に面していました。道理で、その方の財運はずっと良くありませんでした。このような構造の家は、財が漏出してしまい、健康にとっても良くありません。この様な間取りはごく普通のものだと勘違いされる方が多いですが、でも実は大きな破局を導いてしまうところなのです。どうぞ皆さんはこのような構造の家は、不必要な損失がないように、極力避けていただくようにしてくださいね。

つづく…

新年になりましたね。楽しかったお正月からまた元の生活に戻らなくてはいけません。元旦は一日しかないので、また、一生懸命働いたり、一生懸命勉強したり、慌しい生活が始まります。どうか皆さんが、無病息災、安居楽業で本年を過ごせますように祈っています。
そして旧暦のお正月も近くまで迫ってきましたね。こちらも新年を迎えるため、着々と準備を始めています。
皆さんも今年の運勢が気になると思いますので、ここで少しだけ十二支の運勢を紹介したいと思います。
以下は2016年の十二支の運勢です。
《子》申年では財運に恵まれています。ですが、訴訟には気をつけないといけません。
《丑》申年では婚姻に最も恵まれている干支です。お金を使いすぎないように気をつけてください。
《寅》申年では厄年にあたります。交通安全や病気、財産破綻などに気をつけないといけません。厄年灯を灯し、悪運を払ってください。
《卯》申年では健康に特に注意が必要です。ですが、貴人の星に
災い転じて吉となることもあるでしょう。
《辰》申年では三合年ですが、突然の病気や災いには気をつけましょう。
《巳》申年では六合年にあたる年です。口は災いの元であり、葬式にはご注意ください。貴人の星が付いているので助けを得ることもあります。
《午》申年では葬式やお見舞いには向いていません。何事も保守的になり平安な生活を過ごしてください。厄年灯を灯し、平安をお祈りすると良いです。
《未》申年では婚姻や仕事運がどちらも高いです。ですが、健康には気をつけてください。
《申》申年は本命年(自分の年)は厄年です。各方面の運勢には気をつけてください。お寺に行き厄年灯を灯して平安を祈り、保守的になってください。
《酉》申年では男女関係に気をつけてください。浮気などの問題に対しては、慎重に片付けてください。
《戌》申年ではなるべく葬式やお見舞いから遠ざかって平安をお祈りください。お寺でお参りをすればより良くなります。
《亥》申年では盗難や訴訟問題に気をつけてください。ですが貴人の星の助けで、災いが転じて吉になることもあります。
以上が2016年の十二支の運勢ですが、あくまでも本命の命盤となります。どうぞご参考ください。