タイトル「  俳優:姜文と息子のお話3  」

姜文は二人の食生活も大きく変えました。豪華なお子様ランチはなくなり、その代わりに現地の民族が食べるような食事が出ました。おかずは手掴みで食べるヤギ肉や牛肉、主食は玄米入りのご飯ではなく「饟」と呼ばれるもの、それに無農薬で栽培された野菜が生のまま出されました。飲み物は新鮮な牛乳です。
食事の他には、チョコやクッキーやゼリーなどのお菓子は全く出ませんでしたが、新鮮な果物は24時間いつでも食べることができました。

家には使用人も保母もなく、姜文は二人の息子に清掃員に任命しました。
布団の上げ下ろしも全てです。
姜文は、悪天候の日以外は息子達を家でぶらぶらさせることはせず、常に彼らを連れてあちこちに出かけました。
車を使わず、息子二人とも息が上がって全身汗まみれで歩けなくなって止まらずに、ただひたすら歩いて周りました。
「のんびりお散歩」という名目でしたが、それはまるで野営訓練でした。

しかし子供の潜在能力というものは無限で、初めは数百mで弱音を吐いて疲れたと言っていたのが、1ヵ月後にもなると姜文の右手と左手に息子達の手を繋ぎ、休まず3000m歩いても息が上がることはなくなりました。
信念を持って続けた毎日の訓練に加え、質素な食事のおかげで、二人の息子の体はどんどん丈夫に育って行きました。

周韻が様子を見にやってきたとき、その目から涙が溢れました。二人の息子はチョコレート色に日焼けし、肌は荒れ、両ほほは真っ赤でした。しかし、二人の生活処理能力は同年代の子供をはるかに超えていることは一目で明らかでした。周韻は何も言わずに帰って行きました。一番栄養の糧になるのは「苦労すること」です。

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今回はここまでです。次回でこのお話は最後になります。どうぞ最後までお付き合いくださいね。

タイトル「  俳優:姜文と息子のお話2  」

こんにちは。
それではさっそく前回の続きです。どうぞ。

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アクス地区の新しい家に着くと、周韻は焦りました。この家は何もなさ過ぎる。庭はもちろん室内も土むき出しの地面。壁は禿げ、家具も古びた木製のもの、電気器具は太陽エネルギーのポットとテレビだけでした。

しかし姜文は、周韻に新しい家具を買わせませんでした。2日目には彼女を飛行機に乗せて北京へと帰しました。優しい母親がいれば、厳しい父親の出る幕はありません。残されたのは父と二人の子供だけ。何もかも父親姜文の言葉が全てなのです。

3日目、二人の子供の苦しい日々が正式に始まりました。

朝6時半、暖かい布団の中から追い出された彼らは、まずすぐに防寒の運動服を着せられ、寝ぼけたまま訓練を受けます。アクス地区は「塞上江南(サザン・フロンティア)」と呼ばれますが、昼と夜の温度差が激しく、二人の息子はぶるぶると震え、本能的に暖かい部屋へ戻ろうとするのでした。

しかし、姜文はそんな彼らの手をつかみ、庭に引っ張り出して言いました。「自分について走ってこい。走れなければ歩いてでもいい、ここを一周したら家に入ってよし」その一周とは大体1000mほどありました。二人の息子がちゃんと走ったのは200m程度で、残りの800mはゼェゼェ言いながら終らせたのでした。

やっと家に戻ると、姜文は暖めたヤギの乳を一人1杯ずつ与えました。アクスでの第1日目にヤギの乳を飲ませたときには、一口飲んだだけで吐き出し、変な味がして飲めないと言った彼らは、2日後のこの時には一気に飲み干すようになっていました。

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今回はここまでです。次回をお楽しみに!

元宵節とバレンタインデーが同じ日に チョコレートのお団子と愛の火花

元宵節は旧暦の春節最後の日です。2014年は19年に一度のバレンタインデーと重なる日なのです。台北の「大橋頭延三商圈エリア」では、特別にチョコレートお団子が見られます。
元宵節には灯篭を灯したり、お団子を食べ、バレンタインはチョコレートを送って心を表します。「大橋頭延三商圈エリア」は本来のお団子の他、伝統を破ったチョコレート団子など、新しく工夫した食べ方を生み出していて、元宵節とバレンタインが
激しく火花をぶつけています。

卡優新聞網 2014年2月13日より

いつも日月命理舘をご愛顧いただき、まことにありがとうございます。
12月25日に中国出張より帰国し、午後から通常通り営業をいたします。みなさまからのご予約を心よりお待ち申し上げます。
つきましては、本日より2014年十二支の運勢をホームページに掲載いたしますので、どうぞご参考になさってくださいませ。みなさまにとって、すてきなクリスマスになりますように。

2005年掲載雑誌

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