《命理・度脱2》
続き…
件の曽さんに親しい友達の王さんがいて、当館を最近紹介して頂きました。王さんは、実はある事について当館にやってきたのです…。鬼月(旧暦の7月)のある日、突然夢で、もう亡くなられた自分の中学校の先生が出てきたそうです。しかも、顔と顔がくっつくほどの近い距離で現れたそうです。驚いて目が醒め、怖くなったので明かりを消して眠ることができなくなりました。当時、この先生は自分にとても良くしてくれましたが、先生がなぜ自分の家族ではなく、自分に会いに来たのか、その事がずっと心に引っかかっていました。それには、訳があるのです…。王さんは実は観世音菩薩さまと、とても深い縁のある方で、心もとても善良な方でした。それ故に、この亡くなられた中学校の先生は、王さ んを頼りに、導いてもらいたかったんだと思います。王さんがいらしたときは、ちょうど秋の法要をするころだったので、王さんは私共にこの先生の法要をするよう、希望しました。王さんが法要の費用を支払ってから間もなく、曽さんの夢に、王さんと中学の先生が出てきて、先生は満面の涙を流しながら、とても嬉しそうだったそうです。
この様なことは、実は皆さんの身の上にも起こりうることです。陰の世界があれば、陽の世界もあるわけです。今回、当事者の同意を得てこのエピソードを皆さんにご紹介しました。人の心というものは善良なものです。人であれ、冤情者であれ、心にはいつも善意を抱きましょう。もし日ごろから何かを心がけているのなら、その功徳は累積していきます。将来何か困難に陥っても、きっと助けてくれる人(貴人)が現れて災い転じて福となる事でしょう。ここ何日か天気も大分涼しさが増してきたので、どうぞ皆さんお体を大事にして、暖かくしてお過ごし下さいね。どうぞ皆さんがご無事で健康でありますように。幸福に恵まれますように!