《風水・命運14-2》
前の続きですが、お客様が私に、息子さんが6歳のときに起きた事故で亡くなったことについて話しました。お客様のお姉さんは病気でお亡くなりになりました。葬儀が終わった後、彼女の遺灰をお寺に置くのは惜しいと思い、家に遺灰を置きました。置いたまま20年近く経ったでしょうか、結果私が見た光景があります。私が初めてお客様を見たとき、彼の運勢はそんなに良くないという事を感じたのです。さらに彼の奥様も長男の身体の状況もとてもよくないのです。
そのため私はお客様に説明をいたしました。陽の世界の人は、陰の世界の霊と一緒にいることはできないのです。なぜなら、陰気は陽の世にいる人の健康や運勢を悪い方に導いてしまいます。また無事に過ごせず、まして亡くなった魂も、生まれ変わっても行くよい場所がありません。このようなことでは魂たちをさまよわせることになりますよね?
そのため、私はこのご夫婦に、たとえ心の中に捨てがたいものがあっても、吉日を選んで魂たちをお寺に持っていくように提案いたしました。
その後私もお客様の家を清めるのをお手伝いし、お客様はだんだんよい方向に変化し、有名になりました。今では日本でも指折りの有名な会計士です。毎回お客様は私が日本に行くのを知ると、必ず私を招待してくださいます。ご縁があって18年、私達の感情はまるで普通の兄と妹のようです。ありがたいご縁でここまで話しました。
私は日本でも数多くの風水を鑑定してきましたが、いつも思うのは日本の風俗や習慣と台湾のそれはまったく違います。そのうえ、まだ多くの日本の家庭にも私のお客様のような状況があります。もっとすごいのは、祖先の遺灰を家の地下に埋めてしまうようなご家庭があるということ…つづく