仕事初め、地鎮祭の日取り選び 毎年台湾では会社の忘年会の後、旧正月が明けるまでほとんどの会社はお休みになります。お正月開けの仕事始めの日は新たな一年の始まりで、この日取りを選ぶ事は、新年の会社の営業に大きく影響します。そこで、台湾の社長さんたちは慎重に仕事始めの日を選ぶのです。一般的に旧暦の一月五日が仕事始めの吉日とされていますが、実は会社の責任者の生年月日や会社の所在地、方位をみて吉日を選ぶのです。着工式と地鎮祭というのは、「陽宅」に属します。会社や住宅など新しく建築物を建てる前に、必ず着工式と地鎮祭を行います。建設が始まる最初の鋤を下ろすことが着工であり、その前に必ず地鎮祭を行い、玉皇大帝と福徳正神様、その土地の神様に向かって、これからこの場所で責任を持って工事を始めますので順調に無事完成しますように、とお祈りをします。また、完成した後には竣工式を行い、神様、土地神様にお礼を申し上げます。もう一つ、お墓を作ったり、墓石を設置したりする「陰宅」の部分でも始める前の儀式が必要です。福徳正神様への報告をしますが、その他の神様へは儀式を行わず、あとはその土地の神様にだけ行います。これらの日取りを選ぶ事はとても重要な事です。